腰椎を過剰に前弯させて、腰で体重を支えているため腹筋の稼働率が低く、おなかに脂肪がつきやすいアライメントです。下半身は、脚の付け根(股関節)が外に開いており、膝が外に張っていて脚全体が『O』の形をしています。また胸椎の後弯が強く、胸を張った状態をキープする姿勢が苦手で、胸を支える筋肉が衰えやすいのも注意して経過をみる必要があります。
腰のアーチの部分に体重が集中しやすく、腰部の脊柱や筋肉が過労状態になり痛みが出現しやすい危険な状態です。また、猫背による巻き肩で肩の筋肉が緊張し、長時間のデスクワーク等が首肩の凝りにつながります。O脚による膝の外側への伸張ストレス、内側への圧縮ストレスは、放っておくと将来的に痛みにつながる可能性が高いです。
骨盤の前傾により骨盤周りの血流が悪く、胃腸を冷やしやすいので気を付けましょう。また、腰椎の過前弯の影響で腰部の交感神経の出口が圧迫されやすく、直ちに影響はありませんが、年齢とともに排尿を抑制する筋力が著しく弱まる可能性があります。
フィットアゴー!さんのアライメントを改善する
運動処方の
仕掛けとポイント
ALIGNMENT TYPE
フィットアゴー!さんのアライメントは…
反り腰&猫背!
ポッコリおなかタイプ
フィットアゴー!さんの横から見たカラダのアライメントは、骨盤の前傾と腰椎の前弯増大が特徴的に見られます。これによりカラダ全体が前重心になっていて、前後のアンバランスを誤魔化すように胸椎を後ろに丸め、そのままのカーブに準じて頭が前に出ています。上半身が過度な『S字型』を描いていて、背中(上)が丸まっているため肩甲骨が上かつ外方向に開きやすく、猫背を誘発している状態です。正面から見たアライメントは、腰椎が右に凸の『くの字』になる右側屈で、下半身はややO脚の気があります。